インプレッション数が伸びない件

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いします。

2017年一発目は、最近なんとなく感じている「インプレッション数が伸びない件」についてです。

Twitterの仕様変更に着目して、なぜ伸びなくなったかを簡単ではありますが考察します。

関係ありそうな要因

インプレッションに影響を与える可能性があるのは、次の2つの仕様変更です。

2016/6/14 ブロック機能の強化
https://twitter.com/safety/status/742404025354747904

2016/6/15 RT機能の強化
https://twitter.com/TwitterJP/status/742813425286283264

ブロック機能の強化

あるユーザーをブロックしたとき、そのユーザーのツイートはタイムラインに表示されなくなり、かつそのユーザーのタイムラインに自分のツイートが表示されなくなります。

これが「ブロック機能」でした。

ただし、このブロック機能は、RTやメンションされた場合にお互いのツイートが表示されてしまうなど、まだ不十分な点も残っていました。

しかし、2016/6/14に実施された仕様変更によって、この不十分な点までカバーされるようになったのです。

RT機能の強化

RTとは、他人のツイートをボタンひとつで再投稿できる機能です。

2016/6/15の仕様変更では、このRT機能が拡張され、自分のツイートをRTすることが可能となりました。

それと、おそらくこの時期だと思いますが、同一ツイートの表示頻度についても変更が加えられたと思われます。

このことに気付いたのは、自分のタイムラインに流れてきたRTをRTしようとしたときでした。

これまではRTしたあとに,リロードするとRTしたツイートが再度表示されていましたが、仕様変更後は「○○さんがRTしました」という文言が「リツイート済み」というものに変わるようになりました。

インプレッション数が減るロジック

この2つの仕様変更は、そこまで重要なものだと認識されている空気ではなかったことで、これがインプレッション数に影響してるのではという考えに至るまで非常に時間がかかりました……

さあ、これをフォロワー数が多い企業アカウントに当てはめて考えます。

企業アカウントは,フォロワーを獲得するためにプロモアカウントやプロモツイートなどのTwitter広告を利用するケースがほとんどです。

一方、ユーザーはプロモに嫌悪感や「邪魔」と感じる方が多く、プロモで表示されたアカウントをブロックすることが少なくありません。

さて、2016/6/14の仕様変更以前は、ブロックしているユーザーでもRTによってそのツイートが表示されることが多々あったのだと思います。

それがブロック機能の強化によって、表示されることがなくなり、インプレッション数の伸び悩みに繋がっているのだと思います。

(さらに、これは2015年の話になるので割愛しますが、「前回ログインしてからのできごと」や「あなたにおすすめのツイート」という機能がブロック数を高めている可能性もあると思います…)

これに加えて、ブロック機能の強化ほどではないのですが、前述のようにRT機能の強化による影響もあるのではと思います。

(これは憶測ですが、前述のように、あるユーザーがRTによってツイートを複数回目にすることがないように設定されている可能性があります。「あなたのリツイートを○○さんがリツイートしました」という通知は来ても、それがタイムラインに表示されてるのを目にすることは少ないですよね?)

最後に

以上が「インプレッション数が伸びない件」の要因とロジックです。

TwitterはFacebookより仕様変更のリリースをしてくれる優しいSNSと言えども、その細かいロジックについてはやはり教えてはくれません。したがって、今回つらつらと書いたことももちろん憶測になりますので、あくまでご参考程度にご活用ください。

また、今回の逆パターンとしてインプレッションが伸びる要因もまとめてますので、よかったらご覧ください。
インプレッション数が伸びる可能性のあること
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( ˘ω˘).。○(今年こそ月に1本記事書きたい…)